建ぺい率とは?建ぺい率について詳しく解説します!
その他2022.05.05
家づくりをお考えの方で、建ぺい率という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
しかし、言葉の意味を知らない方もいるはずです。
そこで今回は、建ぺい率についてと、土地の活用を決めるポイントについて紹介します。
□建ぺい率とは?
建ぺい率とは、敷地面積に対する建物の面積の割合のことを指します。
土地にどれくらいの広さの建物が建てられるのかという数値の事を建ぺい率といいます。
容積率という数値も大切で、敷地面積に対する延床面積の割合を示す数値のことです。
建ぺい率や容積率の数値が高いほど、建物の面積が大きくなります。
しかし、日当たりや風通しなどによって制限しなければならないため、建築基準法によって用途地域や防災地域の種類ごとに上限が決められています。
用途地域とは、計画的に市街地を作るために建物の用途を定めた制度のことです。
皆が好きな場所に好きな建物を建てると、様々な不都合が生じるため、用途地域が定められています。
用途地域は大きく「住宅系」、「商業系」、「工業系」の3つに分けられます。
地域による上限や、それぞれの詳しい情報は、各自治体のホームページでも確認できます。
建ぺい率と容積率は公式に当てはめることで自分でも計算できます。
建ぺい率は建築面積を敷地面積で割った値に100をかけることで計算できます。
また、容積率は、延床面積を敷地面積で割って100をかけると計算できます。
これを超える建物は建てられないので、注意しましょう。
□土地の活用を決めるポイントについて
ここでは土地活用を決めるポイントについて3点紹介します。
1つ目は、土地の利用制限・建築規制についてです。
土地を活用するために建てる建物を考える上で、土地の利用制限・建築規制は基本的なルールになるものです。
この制限内で何が建てられるかを考えなければいけません。
2つ目は、土地の面積についてです。
土地の面積が狭いと、当然そこに収まる分しか建物を建てることはできません。
そのため、マンションやビルなどの大きな建物を建てるためには広大な土地が必要です。
3つ目は、賃貸需要についてです。
どれだけ用途が明確な建物を建てたとしても、借主が現れるとは限りません。
土地活用を考える時には、賃貸需要を主軸に考える必要があります。
たとえビルやマンションが建てられるほど広い土地があっても、需要がなければ建てる必要はありません。
土地活用で失敗しないためには借り手を意識した建築物を建てることが大切です。
□まとめ
今回は、建ぺい率についてと、土地の活用を決めるポイントについて紹介しました。
建ぺい率や容積率は家を建てるうえで大切なことですので、家を建てる前には各自治体のホームページなどでしっかり確認しておきましょう。
また、土地活用において大切なことは借り手を意識して活用方法を考えることです。