お問い合わせ アクセス OB様宅限定
定期点検WEB予約

不動産会社が解説|土地売却手続き完全ガイド:必要書類・費用と経費の内訳・スケジュール

結論:土地 売却手続きは「準備(書類・相場)→査定・媒介→販売→契約→決済・引渡し→登記・申告」の順で進みます。費用は仲介手数料・登録免許税・印紙税・測量等の実費が中心。税務は譲渡所得の計算と確定申告の可否を確認します。
根拠:手続きの流れは国土交通省、税額・申告は国税庁、書類取得は法務局など一次情報で明示されています。
所要時間:書類収集~引渡しまで約2〜4か月が目安(物件や調整内容で前後)。この記事は丁寧に読んで10〜15分で全体像をつかめます。

目次

  1. 1. 全体の流れは?(はじめてでも迷わない手順)
    1. 1-1 準備:相場と書類のそろえ方
    2. 1-2 査定・媒介・販売の実務
    3. 1-3 契約〜引渡し〜登記の要点
  2. 2. 必要書類は?(売主チェックリスト)
    1. 2-1 権利関係の基本書類
    2. 2-2 本人確認・印鑑・住民票
    3. 2-3 ケース別で追加になる書類
  3. 3. スケジュールと所要期間は?(遅れやすい所も解説)
    1. 3-1 標準スケジュール表
    2. 3-2 遅延ポイントと対策
    3. 3-3 先にやっておくと早い手続き
  4. 4. 土地 売却にかかる費用と経費の内訳は?
    1. 4-1 仲介手数料の上限式(最新)
    2. 4-2 登記関連の実費(登録免許税ほか)
    3. 4-3 印紙税と契約書、確定申告の基本
  5. 5. 税金はどうなる?(譲渡所得・必要経費・清算金)
    1. 5-1 譲渡所得の基礎(式と税率)
    2. 5-2 必要経費にできる主な費用
    3. 5-3 固定資産税の清算金の扱い
  6. 6. まとめと次のステップ
    1. 6-1 今日からできる3ステップ
    2. 6-2 チェックリスト(抜け漏れ防止)
    3. 6-3 相談先と内部リンク

1. 全体の流れは?(はじめてでも迷わない手順)

短答:「準備→査定・媒介→販売→契約→決済・引渡し→登記・申告」が基本。公式の流れは国交省の案内が参考になります(不動産取引の流れ(例))。

1-1 準備:相場と書類のそろえ方

  1. 相場の把握(周辺の成約状況を確認)
  2. 書類の収集(登記事項証明、公図・地積測量図、納税通知など)
  3. 依頼先の選定(複数社に査定依頼)

登記事項証明や地図・図面は法務局でオンライン請求が便利です(登記事項証明・図面の取得オンライン請求の案内)。

1-2 査定・媒介・販売の実務

査定書は根拠(事例や地価情報)を確認。媒介契約は国交省が様式・約款を提示しています(標準媒介契約約款(PDF))。

1-3 契約〜引渡し〜登記の要点

契約では重要事項説明の確認、手付・日程の合意。決済・引渡しでは登記関係(所有権移転、抵当権抹消)が並行。登録免許税の基本は国税庁が公開(登録免許税の税額表)。

2. 必要書類は?(売主チェックリスト)

短答:権利関係の証明+本人確認+物件・用途に応じた追加書類を用意します。

2-1 権利関係の基本書類

2-2 本人確認・印鑑・住民票

  • 本人確認書類(犯罪収益移転防止法に基づく確認):法の概要
  • 印鑑登録証明書(実印):例/山武市の案内 印鑑登録
  • 住民票など(住所変更登記が必要な場合あり):郵送請求の案内/住所・氏名変更登記の義務化 法務局案内

2-3 ケース別で追加になる書類

3. スケジュールと所要期間は?(遅れやすい所も解説)

短答:書類先行→測量・抹消の事前調整→契約→決済・引渡しの順で段取りするとスムーズです。

3-1 標準スケジュール表

フェーズ 主な作業 目安期間 参考
準備 相場確認・書類収集 1〜2週 国交省の流れ
査定・媒介 査定比較・媒介契約 1〜2週 標準媒介契約約款
販売 広告・内見・交渉 1〜3か月 -
契約 重要事項説明・契約書作成 〜1週 国交省
決済・引渡し 残代金受領・鍵/書類引渡し 契約後1〜2か月 -
登記・申告 抹消・移転登記/必要に応じ確定申告 数日〜 申告期限

3-2 遅延ポイントと対策

  • 境界未確定・越境疑い:調査士へ早期相談(境界相談窓口
  • 抵当権抹消の書類待ち:金融機関の発行に時間がかかるため前倒し(抹消の必要書類
  • 農地転用許可:事前協議〜申請期間を見込む(千葉県の指針

3-3 先にやっておくと早い手続き

売主の住所・氏名が登記簿と異なる場合、変更登記を先に検討(令和8年4月1日から変更登記の義務化):法務局案内

4. 土地 売却にかかる費用と経費の内訳は?

短答:仲介手数料+登記の実費+印紙税+測量等の実費が中心。解体費が発生するケースもあります。

4-1 仲介手数料の上限式(最新)

国土交通省の告示(令和6年7月1日施行)により、売買代金の区分ごとに上限が定められています(宅建業法関係:報酬額告示)。

売買代金の区分 上限(消費税等相当額込み)
200万円以下の部分 5.5%
200万円超〜400万円以下 4.4%
400万円超の部分 3.3%

(速算イメージ)400万円を超える場合は3段階の合算。根拠は上記告示参照。

4-2 登記関連の実費(登録免許税ほか)

  • 売主側の典型:抵当権抹消登記(登録免許税は1物件1,000円/20物件以上は1件2万円特例)法務局PDF
  • 買主側で発生することが多い:所有権移転の登録免許税(売買は原則2.0%令和8年3月31日まで軽減1.5%国税庁 No.7191
  • 司法書士報酬は自由化(事務所ごとに説明・合意が必要):日本司法書士会連合会

4-3 印紙税と契約書、確定申告の基本

不動産売買契約書は印紙税の軽減措置が令和9年3月31日まで適用(例:1,000万円超〜5,000万円以下は軽減後1万円国税庁:軽減措置。契約金額帯ごとの額は同ページの表で確認できます。

5. 税金はどうなる?(譲渡所得・必要経費・清算金)

短答:譲渡所得=売却代金−(取得費+譲渡費用)−特別控除。長期は所得税15%・住民税5%(別途復興特別所得税2.1%)が基本です。

5-1 譲渡所得の基礎(式と税率)

定義と計算は国税庁の解説を参照(No.1440 譲渡所得)。長期の税額は15%(住民税5%)、短期は30%(住民税9%)が目安(長期の税額計算短期の税額計算)。復興特別所得税は基準所得税額×2.1%概要)。申告期限は翌年2/16〜3/15No.3102/手引き 申告のしかた)。

5-2 必要経費にできる主な費用

仲介手数料、測量費、売買契約書の印紙代、建物解体費などは譲渡費用に該当(国税庁:長期譲渡の計算 注記)。

5-3 固定資産税の清算金の扱い

引渡し日基準で買主から受ける未経過固定資産税等の清算金は、譲渡価額(収入金額)に算入(No.3214/質疑応答 未経過固定資産税Q&A)。

6. まとめと次のステップ

短答:一次情報で手順と費用を確認し、書類・境界・抹消・税務を前倒しで整えることが成功の近道です。

6-1 今日からできる3ステップ

  1. 必要書類の洗い出しと取得(法務局オンライン等)
  2. 査定の根拠と条件を複数社で比較(媒介前に確認)
  3. 抵当権・境界・農地転用などの論点を先に精査

6-2 チェックリスト(抜け漏れ防止)

  • 登記事項証明/公図・地積測量図の手配はOK?
  • 印鑑証明・本人確認書類・住民票は最新?
  • 抹消・境界・転用の要否を確認済み?
  • 仲介手数料・印紙税・登録免許税の根拠URLを控えた?

6-3 相談先と内部リンク

「何から始めれば?」「書類は足りている?」——土地 売却手続きには段取りのコツがあります。相場確認と書類整備が遅れると販売開始が後ろ倒しになり、結果的に土地 売却にかかる費用も読みにくくなりがちです。私たち住まいの発見館は、千葉・房総エリアの事例と一次情報に基づく手順設計で、土地 売却 必要書類の収集から、抵当権抹消や境界・農地転用の確認、契約・清算条項までを一気通貫でサポート。解体や整地が必要な場合も社内連携で最適ルートを提案し、最終的な土地 売却 経費の見通しを早期に可視化します。地域密着の迅速な現地対応で、書類不足やスケジュール遅延の不安を最小化。まずは全体像と必要な土地 売却 書類を一緒に整理しましょう。詳しくは お問い合わせフォーム よりご相談ください。


本文で引用した一次情報リンク

注意:本記事は最新の一次情報に基づいていますが、特例や軽減は期限・要件があります。実際の売却では、税理士・司法書士・行政庁の指示に従ってください。

FAQ(よくある質問)

Q1. 最初に集めるべき書類は何ですか?

A. 登記事項証明、公図・地積測量図、登記識別情報、本人確認書類、印鑑登録証明書、(必要に応じて)住民票です。取得方法は法務局の案内をご覧ください(証明書の取得)。

Q2. 仲介手数料はいくらまで?いつ払いますか?

A. 上限は売買代金の区分合算(5.5%/4.4%/3.3%)で、国交省の告示に基づきます(報酬額告示)。支払いは契約時と決済時に分けるのが一般的です。

Q3. 固定資産税はどう清算しますか?

A. 契約で引渡し日を境に日割清算するのが一般的です。売主が受け取る未経過分は譲渡価額に算入します(国税庁 No.3214)。

一覧へ戻る
MENU