地震に強い家の特徴や耐震性を上げる方法を紹介します!
その他2022.08.09
地震に強い家にはどのような特徴があるのでしょうか。
地震が多い日本だからこそ、家を地震から守るための努力をしていく必要があります。
耐震性の高い家の特徴や耐震性を上げるための方法を知っておきましょう。
今回は、地震に強い家の特徴や耐震性を上げる方法を紹介します。
□地震に強い家の特徴とは
地震に強い家は、シンプルな形をしていると言えます。
長方形や正方形のようなシンプルな形は壁が向かい合っているため、衝撃を吸収しやすい構造なのです。
一方で、凹凸が多い家は部分的に衝撃を受けるため、衝撃の吸収が難しく、歪みや崩壊の原因となるでしょう。
また、質量が軽く高さが低い家も地震に強いと言えます。
地震の振動は建物が重ければ重いほど、高ければ高いほど大きくなるため、軽く低い住宅は揺れを最小限に抑えられるでしょう。
質量が軽く高さが低い木造の平屋は住宅の中でも最も地震に強いと言われています。
さらに、地震が強いかどうかはその土地の要素も関係してきます。
地盤が強い土地に建てられた住宅も、地震に強くなるのです。
地盤が弱く柔らかいエリアに家を建てると、地震が起きた際に衝撃に耐えられず傾いたり沈下したりする可能性が高くなります。
□耐震性を上げるためには
耐震性を上げるためには、耐震性を高める構造を採用する必要があります。
この構造には大きく分けて3つあります。
1つ目は、耐震構造です。
建物を頑丈にして地震の揺れに耐える構造で、メインとなる壁や床を強固に繋げて強い揺れから建物を守ります。
比較的コストが低いので戸建てでは一般的な構造です。
2つ目は、制震構造です。
壁の中にあるダンパーという制震装置で建物の揺れを吸収する構造で、3から5階建ての低層マンションに採用されている構造となっています。
強い地震でも建物の損傷ダメージを軽減でき、台風の風揺れにも強い構造です。
3つ目は、免震構造です。
建物と地面の間に免震装置を置いて地震の揺れを建物に伝えにくくする構造です。
コストが高く、一戸建てよりも高層マンションに広く採用されています。
地震が来ても揺れを感じにくく、家具の倒壊の心配もないほど頑丈です。
□まとめ
今回は、地震に強い家の特徴を紹介しました。
地震に強い家は、シンプルな形で、質量が軽く高さが低いのと同時に、地盤がしっかりしている土地に建っています。
また、耐震性を上げるためには、建物の大きさに応じて今回紹介した3つの構造を取り入れる必要があるでしょう。