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レンガの家でかなえる長く安心して暮らせる住まいのつくり方と価格・メンテナンスの完全ガイド

 

【要点】レンガの家は、重厚感のあるデザイン性にくわえ、外壁の塗り替えがほとんどいらないため長期的な維持費を抑えやすい住まいです。ただし木造と比べると坪単価はおおよそ10〜20%前後高くなるケースが多く、工期も数週間程度長くなる傾向があります。初期コストと、メンテナンスが少ないことによる将来コストを比較しながら、メリット・デメリットや価格・メンテナンス・耐震性を総合的に検討することが大切です。

街を歩いていて、ふと目にとまるレンガ造りの家。どっしりとした存在感と、時間を重ねるほどに深まる味わいにあこがれて、「いつかはこんな家に住んでみたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。一方で、「費用がとても高そう」「地震のときは大丈夫?」「メンテナンスは本当にいらないの?」といった不安から、なかなか具体的な検討に踏み出せない声もよく耳にします。

この記事では、千葉県山武市・東金市周辺(九十九里エリア含む)で新築やリフォームをお手伝いしている住まいの発見館が、レンガの家の特徴やメリット・デメリット、価格相場、耐震性、メンテナンス、そして実際の進め方までをやさしい言葉で整理します。木造や鉄骨住宅との比較もしながら、「自分たち家族にレンガの家は合っているのか」を判断できるようになることがゴールです。海に近いエリアでの暮らしや、ペットと一緒の生活、テレワーク中心の働き方などもイメージしながら、具体的に検討していきましょう。


1. レンガの家はどんな特徴がありどんな人に向いている?

【結論】レンガの家は、重厚感のある外観と高い耐久性・断熱性が特徴で、外壁の塗り替え頻度を減らしたい人や、長く住み継ぐ住まいを考える家族に向いています。一方で、構造や工法の選び方によって性能が変わるため、レンガ造そのものの基礎知識を押さえてから検討することが大切です(メリット)。

レンガの家と聞くと、多くの方が西欧の街並みを思い浮かべます。実際、ヨーロッパではレンガ造の住宅が100年以上使われる例も多く、外壁の塗り替えをほとんど行わずに使い続けられている建物が少なくありません。日本でも、レンガは「意匠性の高い外壁材」「長寿命な素材」として位置づけられており、外装仕上げのひとつとして採用されています。レンガそのものの特徴や、工法による違いを理解することで、自分たちに合うかどうかが見えてきます。レンガの一般的な特徴については、詳しく解説している専門サイト(例:レンガ造りの家の特徴解説ページ)も参考になります。

1-1. 積みレンガとレンガタイル貼りの違いを知っておこう

ひと口に「レンガの家」といっても、建物を支える躯体までレンガで構成する伝統的な積みレンガ造と、構造体は木造や鉄骨造で、仕上げ材としてレンガやレンガタイルを厚く貼る工法に分かれます。日本の一般的な戸建てでは、耐震性やコストのバランスから、木造や鉄骨の構造体+レンガ外壁という組み合わせが主流です。この場合、構造計算や耐震性能は木造・鉄骨のルールに従いながら、外観とメンテナンス性の面でレンガの良さを活かせるのがポイントです。

1-2. レンガの家が向いているライフスタイル・価値観

レンガの家は、外観の雰囲気を大切にし、住まいを「長く育てていきたい」と考えるご家族に特に向いています。表面を塗装で仕上げる外壁と違い、レンガは色そのものが素材に焼き付いているため、経年変化も味わいとして楽しみやすい素材です。また、蓄熱性が高いため、一定の温度環境を保ちやすく、在宅時間の長いテレワーク世帯や、室内環境を安定させたいペット同居世帯とも相性が良いと言えます。一方で、外観や間取りを頻繁に変えたい方にはあまり向きません。

1-3. 千葉・九十九里の海辺エリアとレンガの相性

千葉県山武市・東金市周辺の九十九里エリアは、海からの風や塩分を含んだ空気の影響を受けやすい地域です。金属系外壁ではサビや変色に注意が必要ですが、焼成されたレンガは塩害に比較的強く、色あせや劣化のスピードが緩やかです。海から徒歩10分圏内の立地でサーフィンやマリンスポーツを楽しみたい方にとって、レンガ外壁は「海の近くでも長く付き合える素材」として検討する価値があります。サーファーズハウス風のデザインにも、素朴なレンガはよくなじみます。


2. レンガの家のメリット・デメリットを木造や鉄骨と比較すると?

【結論】レンガの家は、デザイン性・断熱性・耐火性・外壁のメンテナンスサイクルの長さがメリットです。一方で、初期費用と工期が木造よりやや大きくなりやすいこと、構造変更を伴うリフォームが難しいというデメリットがあります(メリット・デメリット)。

家づくりでは、どの構造・外壁材にもメリットとデメリットが存在します。レンガ外壁の場合、見た目の重厚感や経年変化の美しさに加え、火や温度変化に強い点が評価される一方、職人による手作業が多いためコストや工期への影響は避けられません。たとえば、レンガと鉄骨造の組み合わせや、木造+レンガ外壁などを比較した解説記事(例:構造別のメリット・デメリット解説)でも、総合的なバランスを見て選ぶことの重要性が示されています。

表① レンガ外壁と一般的な外壁(木造サイディング・タイル)の比較イメージ

① 項目 ② レンガ外壁 ③ 一般的な外壁(サイディング等)
初期費用 やや高い(職人手間が多い) 標準〜やや低い
メンテナンス周期 ほぼ不要〜長周期 塗り替え10〜15年に1回程度
デザイン性 重厚感・経年変化を楽しめる バリエーション豊富で変更しやすい

※あくまで一般的なイメージです。実際の金額・周期は仕様や性能グレード、気候条件などで変わります。

2-1. レンガの主なメリット(デザイン・断熱・耐火)

レンガの最大の魅力は、年月とともに味わいが増していく独特の表情です。塗装仕上げと違い、表面が剥がれ落ちたり色が大きく変色したりしにくく、多少の汚れも「風合い」として受け入れやすい素材です。また、レンガ内部には細かな気泡があり、熱をためてゆっくり放出する「蓄熱性」に優れています。夏は外の熱を室内に伝えにくく、冬は室内側の暖かさをじんわり保つことで、空調負荷を抑えやすい点もメリットです。さらに、不燃材料として火に強く、火災時にも外壁が燃え広がりにくいことが特徴です。

2-2. レンガのデメリット(費用・工期・リフォームの制約)

一方で、レンガの家は職人が一枚一枚を積み上げる工法が多く、天候の影響も受けやすいため、工期が延びやすい傾向があります。その分人件費が増え、同じ規模・性能の木造住宅と比べて建築費が数%〜数十%程度高くなるケースもあります。また、外壁そのものが家のイメージを強く決めるため、数十年後に外観をガラッと変えたいと考えたときには大掛かりな工事が必要になりがちです。窓の位置を大きく変える、増築するなど構造に関わるリフォームでは、レンガ部分の扱いが難しくなることもデメリットとして押さえておきましょう。

2-3. 木造・鉄骨と比較したときの向き・不向き

木造・鉄骨と比べると、レンガの家は「はやく・安く建てたい」よりも、「多少時間と費用をかけても長く愛着を持てる家を建てたい」という価値観との相性が良い構成です。木造サイディング外壁は初期費用を抑えやすく、後から外観イメージを変更しやすい柔軟さがあります。鉄骨+レンガ外壁は、開口部の大きい間取りや3階建てなどと組み合わせやすい構造です。どの構成が正解というより、「どのくらいの期間住むか」「どこに予算を集中させたいか」を決めたうえで、自分たちの生活と価値観に従って選ぶことが大切です。


3. レンガの家の価格相場と坪単価はどれくらい?

【結論】レンガ外壁を採用した注文住宅の坪単価は、一般的な木造住宅と比べておおよそ10〜30万円/坪ほど高くなる目安が多く、全体として70〜100万円/坪前後に収まるケースが多いとされています(価格)。ただし、断熱性能や設備グレード次第で大きく変動します。

注文住宅の価格は、構造や外壁材だけではなく、断熱性能の等級、設備仕様、間取りの複雑さなどによって大きく変わります。レンガを採用した注文住宅の費用相場について解説している情報でも、レンガ外壁を選ぶ場合の坪単価はおおよそ70〜100万円程度と紹介されることが多く、標準的な木造住宅より高めのゾーンに位置しています(参考例:レンガ注文住宅の費用解説ページ)。ここでは、構造別のイメージと、長期的なコストの考え方を整理します。

表② 構造別の坪単価イメージ(新築戸建て・全国平均的な感覚)

① 構造・外壁 ② 坪単価の目安 ③ 備考
木造+サイディング 60〜80万円/坪 一般的な仕様の注文住宅
木造+レンガ外壁 70〜95万円/坪 外壁部分の施工費が上乗せ
鉄骨・RC+レンガ外壁 80〜110万円/坪 構造+外壁ともに高グレード

※あくまで全国的なイメージであり、地域・仕様・土地条件・時期によって大きく変わります。実際の金額は必ず個別に見積もりを取りましょう。

3-1. 初期費用はどの部分で高くなりやすい?

レンガ外壁が標準的な外壁より高くなる理由は、材料費だけでなく「手間代」が大きく関わります。レンガを一枚一枚積み上げる作業や、モルタルの乾燥時間、天候を見ながらの施工など、職人の時間を多く必要とするためです。また、レンガ外壁はその重量から、下地や基礎部分の構造をしっかり計画する必要があり、その分のコストが加わる場合もあります。こうした要素が積み重なり、全体の建築費が木造サイディング仕上げに比べて1〜2割ほど高くなるケースが多いと考えられます。

3-2. ランニングコストとのバランスをどう見るか

外壁塗装が必要な場合、10〜15年ごとに数十万円〜100万円前後のメンテナンス費用が発生することがあります。レンガ外壁の場合、レンガそのものは塗り替えが基本的に不要で、目地の補修やコーキングの打ち直しなど最小限のメンテナンスで済むケースが多くなります。初期費用が数百万円程度高くなっても、30〜40年といった長いスパンで見ると、「外壁塗装を何度も行う費用とほぼ同じ、またはそれ以下で済む可能性」もあります。人生のどのタイミングでお金をかけたいかを考えながら、トータルコストの比較を行うことが大切です。

3-3. 予算別の検討ポイントと優先順位づけ

限られた予算の中でレンガの家を実現する場合、「家全体をレンガにする」だけが選択肢ではありません。たとえば、通りからよく見える正面部分だけをレンガにし、その他の面はメンテナンス性の高いサイディングや塗り壁で仕上げる方法もあります。また、内装のグレードを少し抑え、その分を外壁に回すという考え方も現実的です。大切なのは、永く暮らす中で優先したい要素が「外観」「断熱」「間取り」「設備」のどこなのかを整理し、予算をメリハリよく配分することです。価格だけでなく、毎日の満足感も含めてトータルで判断しましょう。


4. レンガの家の耐震性・耐火性・断熱性は本当に安心?

【結論】現在の日本で建てるレンガの家は、多くが木造や鉄骨などの構造体にレンガ外壁を組み合わせた形式で、耐震等級2〜3クラスを取得することも可能です。耐火性・断熱性も高くできますが、設計と施工にレンガを理解した専門知識が欠かせません(耐震性)。

地震の多い日本では、住宅の耐震性能は最優先で確認したいポイントです。国土交通省の情報でも、住宅全体の耐震化を進めることの重要性が繰り返し発信されており、耐震等級や耐震改修の考え方が整理されています(例:住宅・建築物の耐震化について)。レンガの家は、古い時代の「レンガ造りが地震で崩れやすかった」イメージを引きずりがちですが、現在の日本で主流となっている「構造体+レンガ外壁」の住宅は、構造設計をきちんと行えば、木造や鉄骨と同等の耐震性能を確保することが可能です。

4-1. 構造体とレンガ外壁の役割を区別して考える

住宅の耐震性を左右するのは、柱・梁・耐力壁などからなる「構造体」です。日本の一般的なレンガの家では、木造枠組壁工法(ツーバイフォー)や在来工法、鉄骨造などの構造体が建物を支え、その外側をレンガで覆う「外装材」として使われます。この場合、レンガは主に外観と耐久性・断熱性を担い、地震時には構造体が揺れを受け持つイメージです。むしろ、レンガと構造体の間に空気層を設けることで揺れを緩和したり、雨水を内部に侵入させない工夫が取られているケースもあり、設計の考え方次第で安全性はしっかり高められます。

4-2. 耐火性能と火災時の安心感

レンガは高温で焼き固められた不燃材料であり、耐火性能の高い素材として広く知られています。暖炉や薪ストーブまわりに用いられる耐火レンガのように、1000℃近い高温にも耐える製品も存在します。住宅の外壁に利用するレンガは、耐火構造に関する基準を踏まえた仕様とすることで、延焼しにくい外壁として計画することができます。もちろん、窓ガラスや屋根材など他の部分の仕様も含めた総合的な設計が必要ですが、「外からの火に強い」ことはレンガの大きな安心材料と言えます。

4-3. 断熱・遮音・蓄熱性と暮らし心地

レンガの内部には小さな空気の層があり、これが熱を伝えにくくする役割を果たします。また、厚みのある外壁は音を通しにくく、外部の騒音を軽減する効果も期待できます。一方で、夏の日中にため込んだ熱が夜間に放出されるため、冷房計画や日射遮蔽を上手に行わないと、夜が少し暑く感じられることもあります。最近は、国の断熱等級の基準も引き上げられており、断熱材の種類や厚み、窓の性能と組み合わせることで、レンガの長所を活かしつつ、省エネ性能の高い家づくりが可能です。設計段階で、夏と冬それぞれの暮らしを具体的にイメージしながら検討すると安心です。


5. レンガの家のメンテナンスと寿命はどのくらいかかる?

【結論】レンガ外壁は、一般的な塗装仕上げの外壁に比べて、外壁塗り替えの頻度を1〜2回分以上減らせる可能性があり、50年スパンで見るとメンテナンス費用を大きく抑えられることがあります。ただし、「完全にメンテナンス不要」ではなく、目地やシーリングの点検・補修は必要です(メンテナンス)。

外壁のメンテナンスは、将来の家計に大きく影響する項目です。一般的に、「メンテナンスフリー外壁」という言葉が使われることがありますが、専門家の解説でも「完全にメンテナンスゼロの外壁は存在せず、あくまで頻度を減らす素材である」とされています。その中で、レンガ外壁は塗装を必要としないことから、メンテナンスの手間と費用を抑えやすい素材として紹介されています(例:メンテナンスフリー外壁に関する解説記事)。ここでは、実際にどのような点検が必要なのか、寿命を伸ばすためのポイントを見ていきます。

表③ 外壁タイプ別のメンテナンス周期イメージ

① 外壁タイプ ② 主なメンテナンス ③ 周期の目安
サイディング(塗装仕上げ) 外壁塗装・シーリング打ち替え 10〜15年に1回
タイル外壁 目地補修・浮き点検 15〜20年に1回程度
レンガ外壁 目地補修・シーリング点検 20年以上の長周期が目安

※立地条件や仕様により実際の周期は変わります。海辺・寒冷地などでは短くなる場合があります。

5-1. レンガ自体は非常に長寿命、ただし目地の確認は必須

レンガは、焼き物としての寿命が100年以上とも言われる非常に長寿命な素材です。雨や紫外線にさらされても色あせが少なく、剥がれ落ちる塗膜もないため、見た目の変化が緩やかなのが特徴です。一方で、レンガ同士をつなぐモルタル目地や、窓まわりのシーリング材は、他の外壁材と同様に劣化します。築20年前後を目安に、ひび割れや欠け、隙間がないかを専門家に点検してもらい、必要に応じて部分補修を行うことで、外壁全体を長く健全な状態に保つことができます。

5-2. 雨だれ・コケ・汚れとの付き合い方

どの外壁材でも、日当たりや風通しの悪い面では、雨だれやコケ、藻の発生が避けられないことがあります。レンガ外壁の場合、多少の汚れは素材の表情としてなじみやすく、こまめな高圧洗浄を行わなくても見た目を保ちやすいのがメリットです。それでも、北側の壁などで汚れが気になる場合は、足元部分だけをブラシでやさしく洗うなど、負担にならない範囲でケアをするのがおすすめです。強い薬品や研磨剤は表面を傷つける恐れがあるため、使用前に専門家に相談すると安心です。

5-3. 50年先を見据えたときのトータルコスト

外壁塗装が必要な住宅では、50年のあいだに3〜4回程度の大規模メンテナンスを行うケースが多く、合計で数百万円規模の費用になることも珍しくありません。レンガ外壁では、このうちの何回かを削減できる可能性があります。もちろん、屋根や設備、内装のリフォーム費用は別途必要ですが、「外壁にかかるランニングコスト」を抑えられることは、老後の暮らし方や資金計画を考えるうえで大きな安心材料になります。長く住み続けたい家こそ、「築30年以降のメンテナンス費用」を意識して選ぶことが重要です。


6. 千葉・九十九里エリアでレンガの家を建てるときの進め方は?

【結論】千葉・九十九里エリアでレンガの家を検討するときは、土地選びと法規チェック、レンガに慣れた設計・施工チーム、そして総予算と工期のバランス確認がポイントです。地域密着の工務店と、早めに予算やスケジュール感を共有しておくとスムーズです。

海と緑が身近な千葉県山武市・東金市・九十九里エリアは、セカンドライフや移住、テレワーク拠点としても注目されています。レンガの家はこうしたライフスタイルと相性が良い一方で、土地の条件や法規、塩害・風対策など、地域特有の視点も欠かせません。地域の特性や施工事例を多数持つ会社(例:住まいの発見館公式サイト)と相談しながら、現実的なプランに落とし込んでいくことが大切です。

表④ レンガの家づくりの進め方ステップとおおまかな期間

① ステップ ② 内容 ③ 期間の目安
ヒアリング・資金相談 ご要望・予算の整理、概算試算 1〜2か月
土地探し・法規確認 用途地域・高さ制限などの確認 1〜6か月
設計・見積もり・契約 プラン・仕様・価格の確定 2〜4か月
着工〜上棟〜完成 基礎・構造・レンガ外壁工事など 5〜7か月程度

※全体で約1〜2年をイメージすると余裕を持って進めやすくなります。

6-1. 土地選びで気をつけたいポイントは?

レンガの家は外壁が比較的重くなるため、地盤がしっかりしている土地を選ぶことが重要です。海に近いエリアでは、塩害や強風への配慮も必要になります。具体的には、ハザードマップで浸水・津波・土砂災害のリスクを確認し、地盤調査の結果をもとに基礎の仕様を検討していきます。また、高さ制限や建ぺい率・容積率などの法規制によって、「希望していた外観のボリューム感」が出せないこともあるため、「レンガで建てたい」ことを前提に、計画段階から相談するのがおすすめです。

6-2. 設計打ち合わせから完成までの進め方は?

レンガの家づくりでは、間取りと同じくらい「外観のバランス」と「窓の位置」が重要になります。打ち合わせでは、まず生活動線や部屋数などの基本的なご要望を整理し、そのうえでレンガの張り分けや色、目地の色、開口部の大きさを決めていきます。上棟までは一般的な住宅と大きく変わりませんが、レンガ工事の工程が加わることで、全体の工期が数週間程度長くなることがあります。完成までのスケジュールを事前に共有しておくことで、引っ越しやお仕事の予定も組み立てやすくなります。

6-3. よくある質問(価格・工期・リフォーム)へのヒント

レンガの家についてよくいただく質問として、「木造と比べていくらくらい高くなる?」「建て替えよりリフォームでも対応できる?」「ランニングコストをどのくらい抑えられる?」といったものがあります。概ね同じ規模・性能の木造住宅に比べて、建築費は1〜3割前後高くなるケースが多い一方、外壁の塗り替えがほとんど要らないことで、長期的な維持費を抑えられる可能性があります。また、既存住宅にレンガ調の意匠を加えるリフォームも可能ですが、本格的な積みレンガは構造との兼ね合いが大きいため、早い段階で専門家に相談することが大切です。


住まいの発見館からのひとこと(推薦文)

レンガの家は、建てた瞬間がいちばんきれいなのではなく、10年、20年と時間を重ねるほどに表情が豊かになっていく住まいです。千葉県山武市・東金市周辺の九十九里エリアでは、海から徒歩10分ほどの立地で、サーフィンやお散歩を楽しみながら、レンガの外壁と木の質感を組み合わせたサーファーズハウス風・ドッグラン付き平屋など、さまざまな暮らし方のご相談をいただいています。

住まいの発見館では、土地探しから設計・施工、リフォームやアフターサポートまでワンストップでお手伝いしています。レンガの家が本当に自分たちに合うのか、予算内でどこまで実現できるのかを、一緒に整理するところからでも大歓迎です。詳しいメニューと料金住まいの発見館・公式料金ページ をご確認ください。オンライン相談や、ペット同伴でのご来店もお気軽にどうぞ。


Q1. レンガの家は木造住宅よりどれくらい価格が高いですか?

同じ規模・性能の木造住宅と比べると、レンガ外壁を採用した場合の建築費は、全体で1〜3割前後高くなるケースが多いです。特に影響が大きいのは、レンガ外壁の材料費と職人の手間、そしてレンガの重量に対応するための基礎や下地部分の仕様です。ただし、外壁塗装の回数を減らせることで、30〜40年スパンでトータルコストが近づく、あるいは逆転する可能性もあります。初期費用とランニングコストの両方を試算して比較することが大切です。

Q2. レンガの家でも耐震等級3をとることはできますか?

日本で一般的な「構造体+レンガ外壁」の家であれば、構造設計をしっかり行うことで、木造住宅と同様に耐震等級2〜3を取得することが可能です。重要なのは、建物を支える柱・梁・耐力壁などの構造部分で基準を満たすことと、レンガの重量を考慮した構造計画を行うことです。レンガそのものが耐震性能を高めるわけではありませんが、適切な構造計算と施工によって、高い耐震性能とレンガの意匠性を両立させることができます。

Q3. すでに建っている家をレンガの外観にリフォームできますか?

既存の住宅に後からレンガ調の意匠を加えるリフォームは、工法によって可能です。たとえば、軽量のレンガタイルを外壁に張る方法や、一部の面だけにレンガをあしらう方法などがあります。ただし、本格的な積みレンガを大きな面積で追加する場合は、重量や構造との関係を慎重に検討する必要があり、場合によっては補強が必要になることもあります。安全性とコストのバランスを考えるためにも、現地調査と専門家のアドバイスを受けたうえで検討することをおすすめします。

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