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風除室とは何かを解説|玄関の寒さ対策・結露防止、間取り寸法、後付け費用相場、申請、九十九里の塩害対策まで

TLDR:風除室は玄関前に「外気のクッション」を作り、冷気や風雨・砂の侵入を減らす設備です。後付けも可能ですが、方式により費用工期が大きく変わります。まずは暮らし方(ベビーカー・ペット・宅配)に合う間取りを決め、法規や敷地条件を確認すると失敗しにくいです(主要サブKW:後付けリフォーム/費用相場)。

【要点】風除室は玄関の外側に囲いを作り、室内へ入る空気の入れ替わりをゆるやかにします。方式別の目安は費用:おおむね5万〜200万円程度工期:半日〜2週間程度対象:風・雨・砂が当たりやすい玄関の戸建て、ペット同居、荷物の出し入れが多いご家庭は効果を感じやすいです。

風除室とは、玄関の外側に小さな囲いを設け、扉の開閉時に外気が室内へ一気に流れ込むのを抑える考え方です。寒冷地の定番という印象が強い一方、本州でも「強風」「雨の吹き込み」「砂・ホコリ」「虫の侵入」などに悩む玄関で効果を発揮します。

ただし、風除室は玄関ポーチの延長ではなく“囲われた空間”になるため、設置方式によっては法規や敷地条件の確認が必要です。本記事では、メリット・デメリット、後付けリフォームの費用相場、間取り寸法のコツ、申請の考え方、そして九十九里エリアならではの塩害・強風対策まで、やさしく整理します。

1. 風除室とは何ですか?仕組みと「玄関フード」との呼び方

【結論】風除室は玄関前に囲いを作り、外気の流入をゆるめる設備です。断熱・寒さ対策だけでなく、風雨や砂の侵入を減らす目的でも使われます。

1-1. 玄関の「二重扉」が空気のクッションになります

風除室の基本は、外側の扉と内側の扉を段階的に開け閉めできることです。扉を一枚だけ開ける時間が増えるため、外の冷気や突風が室内へ直進しにくくなります。結果として玄関の体感温度が安定し、室内の暖気が逃げる量も抑えやすくなります。

1-2. 寒さだけでなく「風・雨・砂」にも効きます

風除室は寒冷地の雪対策として知られていますが、本州でも玄関が道路や海風に向いている場合に有効です。雨が吹き込みやすい、砂で玄関がざらつく、虫が入りやすいなどの悩みは、玄関前でワンクッション挟むだけで体感が変わります。

1-3. 玄関土間・ポーチとの違いは「囲われているか」です

玄関土間は室内側の空間、ポーチは屋外の庇や段差スペースです。風除室はその中間で、壁やサッシで囲われて“室内に近い屋外”を作るイメージです。囲いがあるぶん、使い方(換気・採光・掃除)をセットで考えると、後悔しにくくなります。

参考:日本サッシ協会「風除室」用語解説

2. 風除室のメリット・デメリットは?断熱と暮らしやすさで考える

【結論】メリットは「外気の侵入を減らす」こと、デメリットは「スペースと手入れが増える」ことです。断熱・寒さ対策は、換気や結露対策とセットで考えると失敗しにくいです。

2-1. メリット:冷気・突風・吹き込み雨を抑えやすい

玄関は開閉回数が多く、外気の影響を受けやすい場所です。風除室があると、室内側の扉を開ける前に外側で風雨を受け止められます。結果として、玄関ホールの冷え・床の濡れ・砂の持ち込みが減り、掃除の負担も軽くなりやすいです。

2-2. メリット:結露・カビのリスク低減に役立つ場合があります

結露は「暖かい湿った空気」と「冷たい面」が出会うと起きやすくなります。風除室で外気の直撃が減ると、玄関まわりの温度差が小さくなり、結露が起きにくくなることがあります。ただし、風除室内が高湿になると逆効果なので、換気計画が重要です。

2-3. デメリット:スペース・暑さ・手入れの増加に注意が必要です

囲いが増えるぶん、出入りの動作が一段増え、掃除する面(ガラス・床)も増えます。夏は日射で室温が上がりやすく、開け放しや通風の工夫が必要です。採光・換気・鍵の扱いを最初に決めておくと、使いにくさを減らしやすいです。

参考:国土技術政策総合研究所(NILIM)「省エネと結露」

3. 後付けリフォームの費用相場と工期は?見積もり前に押さえる点

【結論】後付けリフォームは可能ですが、方式で費用工期が変わります。まずは「ユニット型」か「造作(在来)」かを決めると、見積もりがぶれにくいです。

3-1. 方式で差が出ます(ユニット型/造作/簡易)

既製のサッシ部材で囲うユニット型は、工場製作が多く現場作業が短くなりやすいです。造作(在来)は基礎や壁を作り込み、断熱や内装まで仕上げられる反面、打合せ・工期が増えがちです。簡易タイプは安価ですが、気密や耐久性に限界があります。

3-2. 工期は「基礎の有無」と「仕上げ範囲」で決まります

玄関前の土間が既に整っていてユニットを据えるだけなら短工期になりやすいです。一方、地面を掘って基礎を作る、段差を解消する、電気(照明・コンセント)を追加する場合は日数が延びます。生活動線を確保できる工程かも、事前に確認しておくと安心です。

3-3. 見積もりで金額が動くポイントを先に整理します

費用が上がりやすいのは、開口の加工(既存ポーチ柱の干渉など)、基礎・土間のやり替え、断熱仕様(複層ガラス等)、鍵やドアクローザーのグレード、排水の追加などです。逆に、目的を「風雨と砂の軽減」に絞ると、仕様を絞れて金額がまとまりやすいです。

表① 方式別の費用・工期・向く人の比較(目安)

① 方式 ② 費用目安 ③ 工期目安 ④ 対象・注意点
既製ユニット型 30万〜80万円 1〜3日 戸建て玄関前にスペースがある方/形状制約が出やすい
造作(在来) 80万〜200万円 5日〜2週間 断熱や内装まで整えたい方/確認手続きが必要になる場合あり
簡易スクリーン・囲い 5万〜20万円 半日〜1日 まず体感を試したい方/気密・耐久性は限定的

※金額・工期は一般的な目安です。現地条件(基礎・段差・既存ポーチ形状・電気工事等)で変動します。参照日:2026年2月7日。

相談・メニュー確認:住まいの発見館・公式料金ページ

4. 間取り・寸法はどう決める?動線と収納で失敗しないコツ

【結論】間取り・寸法は「扉が干渉しない」「人と荷物がすれ違える」を基準に決めます。収納や宅配の置き方まで先に決めると、完成後の使い勝手が安定します。

4-1. 最低限の広さは「扉の開閉」と「立ち位置」で決まります

風除室が狭すぎると、外扉を開けたとたん内扉にぶつかったり、雨の日に傘をたたむ場所がなくなります。まずは扉の開く向き(内開き・外開き・引き戸)を決め、出入りのときに一人が立てるスペースを確保するのが基本です。

4-2. ベビーカー・車いす・ペット同居は「回転半径」を想定します

ベビーカーの向きを変える、ペットの足を拭く、買い物袋を一時置きするなど、玄関前の動きは意外と複雑です。段差をなくしたい場合は土間の高さ調整も必要になります。家族の将来(介助が必要になる可能性)まで含めて考えると、作り直しを避けやすいです。

4-3. 収納・宅配・換気をセットで設計すると快適です

風除室は「置き場」を作れるのが強みです。濡れたレインコート、砂のついた外遊び道具、ペット用品などを一時保管できます。ただし密閉すると湿気がこもりやすいため、開閉窓や換気部材、床の水はけ(排水・勾配)も一緒に検討すると安心です。

表② 使い方別に考える「ちょうどよい広さ」の比較(目安)

① 使い方 ② 目安の奥行 ③ 目安の幅 ④ 設計の注意点
出入り中心(最小限) 約0.9〜1.2m 約1.2〜1.6m 扉干渉が起きないかを最優先
ベビーカー・ペット対応 約1.2〜1.5m 約1.6〜1.8m 向き替えと一時置きの場所を確保
収納+宅配置き場 約1.5m以上 約1.8m以上 湿気対策(通風・床の水はけ)を強化

※数値は目安です。扉形式(引き戸等)や段差の有無で必要寸法は変わります。参照日:2026年2月7日。

参考:国土交通省「建築物におけるバリアフリーについて」

5. 申請は必要?建ぺい率・容積率と確認手続きの基本

【結論】風除室は「囲われた増築」とみなされる可能性があるため、建ぺい率・容積率や確認手続きの要否を事前に確認します。自治体の運用で扱いが変わることもあります。

5-1. 囲いの仕様によって「増築扱い」になりやすいです

屋根と壁(サッシ)で囲われ、出入りできる空間になると、床面積に算入される可能性が出ます。床面積に入ると、建ぺい率・容積率の計算や、条件により建築確認などの手続きが関係します。最初の現地確認で「囲い方」をすり合わせるのが近道です。

5-2. 敷地境界・道路・避難経路もセットでチェックします

玄関まわりは敷地境界に近い配置になりやすく、突出や離隔のルールに触れることがあります。また、玄関は避難経路の要にもなり得るため、出入口の幅や開き勝手が安全性に影響します。建物だけでなく、敷地全体の動線(駐車・アプローチ)まで見て判断します。

5-3. マンションは「管理規約」と共用部の扱いが先です

マンションの玄関外側は共用部にあたることが多く、個人で囲いを作るのが難しい場合があります。まず管理規約と管理組合の手続き(申請・承認)が必要です。戸建てと違い「できるかどうか」の判断が先になるため、工事検討の初期に確認しておくと無駄が減ります。

表③ 設置前のチェックリスト(手続き・現地条件)

① チェック項目 ② まず確認すること ③ 対象 ④ 注意点
床面積の扱い 囲い方(屋根・壁・開口) 戸建て(増築扱いの可能性) 自治体運用で判断が分かれる場合あり
建ぺい率・容積率 既存の余裕(増築余地) 敷地がタイトな戸建て 既存図面や検査済証の有無も確認
境界・道路・突出 玄関前の離隔・アプローチ幅 隣地が近い住宅 扉の開閉で通路が狭くならないか
マンションの可否 管理規約・共用部の扱い 分譲マンション まず管理組合へ事前相談

※具体の要否判断は、所管行政庁や確認検査機関の運用により異なる場合があります。参照日:2026年2月7日。

参考:千葉県「建築基準法令関係取扱基準集」

6. 千葉・九十九里での設置ポイントは?塩害と強風を見越した仕様

【結論】九十九里エリアは海風の影響を受けやすいので、金物・サッシの耐久性、強風時の扉の安全性、砂の掃除しやすさを優先すると安心です。地域の現地条件に合わせた設計が効果に直結します。

6-1. 塩害は「金物のサビ」と「劣化の早さ」に出やすいです

海沿いでは飛来塩分の影響で、ビス・丁番・ドアクローザーなどの金物が傷みやすくなります。素材や表面処理の選択、定期的な水拭きのしやすさが重要です。風除室はガラス面が増えるため、掃除動線とメンテナンス頻度も最初から想定しておきます。

6-2. 強風・台風では「扉があおられない納まり」が要です

風が抜ける玄関では、扉が急に開いて危険になることがあります。風除室は外扉が風を受けるため、ドアクローザーやストッパー、鍵のかかり、枠の剛性を丁寧に計画します。引き戸を選ぶと風の影響を受けにくい場合もあり、敷地条件に合わせて選びます。

6-3. 砂対策は「床材」と「出入りのルール」で差がつきます

砂が多い立地では、玄関で砂を落とせるかが暮らしやすさを左右します。掃きやすい床材、砂が溜まりにくい段差納まり、足拭きスペースを確保すると、室内に砂が広がりにくくなります。ペット同居なら、足洗い動線やタオル置き場も一緒に考えると快適です。

参考:建築研究所(KENKEN)「塩害環境における耐久性調査」

風除室は「付ければ終わり」ではなく、玄関の動線・換気・掃除・鍵の扱いまで含めて初めて効果が安定します。住まいの発見館は、千葉県山武市・東金市周辺(九十九里エリア含む)の風向きや砂、塩害を踏まえ、現地条件に合う囲い方と納まりを一緒に整理します。後付けリフォームでも、目的を「寒さ」「雨の吹き込み」「砂」「ペット」などに分けて優先順位を決めると、見積もりの迷いが減ります。

詳しいメニューと料金住まいの発見館・公式料金ページ をご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 風除室は本州でも本当に必要ですか?
A. 玄関が風の通り道になっている、雨が吹き込む、砂や虫が入りやすいなどの悩みがある場合は有効です。寒さ対策だけでなく、玄関の汚れや濡れを減らしたい目的でも検討できます。
Q2. 後付けの費用はどれくらい見ておけばよいですか?
A. 方式と現地条件で幅がありますが、簡易なら数万円台から、ユニット型で数十万円台、造作で100万円前後以上になることもあります。基礎の有無、段差解消、電気工事、断熱仕様で変わるため、目的と優先順位を決めて見積もりを取るのが近道です。
Q3. 風除室を付けると結露が増えませんか?
A. 外気の直撃が減って結露が減るケースもありますが、換気が不足すると風除室内で湿気がこもり結露が出ることもあります。開閉窓や通風、掃除しやすい床、濡れ物を溜めない運用がポイントです。
Q4. 申請や手続きは必ず必要ですか?
A. 必ずではありませんが、囲い方によっては増築扱いとなり、建ぺい率・容積率や確認手続きが関係する場合があります。自治体運用で扱いが変わることもあるため、計画初期に所管行政庁や確認検査機関へ確認するのが安全です。


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