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売電で得する|太陽光発電売電の仕組みと最新単価・申込み手順・注意点を完全解説

結論:太陽光発電売電は「自家消費+余剰買取」が基本。2025年度は住宅用(10kW未満)で15円/kWh(4–9月認定)などの目安が示され、10月以降は初期年に高く、後年に低い二段階単価が導入されます(詳細は本文リンク)。
理由:価格・期間・手続きは資源エネルギー庁の公表資料で毎年更新され、系統連系やスマートメーター、自立運転の操作も一次情報で確認できます。
所要時間:初回相談から売電開始まで約1.5〜3か月が目安(機器手配・系統審査で前後)。この記事は10〜15分で全体像をつかめます。

目次

  1. 1. 仕組みは?(自家消費+余剰買取の基本)
    1. 1-1 余剰買取と全量買取の違い
    2. 1-2 FITとFIPの役割(家庭で関係するのは?)
    3. 1-3 卒FIT後はどうなる?
  2. 2. いくらで売れる?(2025年度の単価・期間)
    1. 2-1 2025年度(4〜9月)の目安
    2. 2-2 2025年10月以降の二段階単価
    3. 2-3 調達期間(10年・20年)と注意
  3. 3. 手続きは?(系統連系と申込みの流れ)
    1. 3-1 低圧FIT受給の申込み手順
    2. 3-2 出力制御(遠隔制御)への対応
    3. 3-3 申し込み〜連系までの標準スケジュール
  4. 4. 必要機器・メーターは?(計量と停電時の使い方)
    1. 4-1 スマートメーターで何が分かる?
    2. 4-2 パワーコンディショナと自立運転
    3. 4-3 蓄電池の有無でどう変わる?
  5. 5. 注意点は?(屋根・保守・税・廃棄)
    1. 5-1 屋根設置の留意点(公式Q&A)
    2. 5-2 売電収入の税区分
    3. 5-3 廃棄費用とリサイクル
  6. 6. まとめと次のステップ

1. 仕組みは?(自家消費+余剰買取の基本)

短答:家庭は自家消費が主、余った分だけ電力会社が買い取る「余剰買取」が基本です。

1-1 余剰買取と全量買取の違い

家庭向けは通常「余剰買取」(使い切れなかった電気のみ売る)です。制度の全体像は資源エネルギー庁のポータルを確認しましょう:FIT・FIP制度(なっとく!再生可能エネルギー)

1-2 FITとFIPの役割(家庭で関係するのは?)

FITは一定の固定価格・一定期間での買取制度、FIPは市場価格に上乗せ(プレミアム)する仕組み。住宅用(10kW未満)はFITが中心です(価格表は後述)。出典:調達価格・期間

1-3 卒FIT後はどうなる?

買取期間(住宅用は10年)終了後は、電力小売各社の「卒FIT」買取メニューに移行します。制度解説と選択肢は公的サイトで整理されています:どうする?ソーラー(資源エネルギー庁)

2. いくらで売れる?(2025年度の単価・期間)

短答:2025年度(4〜9月)住宅用=15円/kWh10月以降は初期年が高く後年が低い二段階単価が導入されます。

2-1 2025年度(4〜9月)の目安

資源エネルギー庁の価格表より、2025年4〜9月認定の目安は次のとおりです:10kW未満15円/kWh、10kW以上(屋根)は11.5円/kWh、10kW以上(地上・入札対象外)は8.9円/kWh。根拠:調達価格・期間(2025年)

2-2 2025年10月以降の二段階単価

2025年10〜翌年3月は「初期投資支援スキーム」により、10kW以上(屋根)=19円(〜5年)→8.3円(6〜20年)10kW未満=24円(〜4年)→8.3円(5〜10年)と段階的に変化します。出典:調達価格・期間(同ページのリーフレットも参照)。

2-3 調達期間(10年・20年)と注意

調達期間は10kW未満=10年10kW以上=20年が基本です(詳細は表内脚注参照)。また、卒FIT後の買取単価は小売事業者ごとに設定され、例として東京電力エナジーパートナーの標準プランは8.50円/kWh(掲載時点)です:再エネ買取標準プラン。公表値は変更され得るため最新情報をご確認ください。

2-4 主要単価と期間の早見表(2025年度)

区分 2025年4〜9月 認定 2025年10月〜(初期年→後年) 調達期間 参考リンク
住宅用(10kW未満) 15円/kWh 24円(〜4年)→8.3円(5〜10年) 10年 資源エネルギー庁
屋根設置(10kW以上〜50kW未満) 11.5円/kWh 19円(〜5年)→8.3円(6〜20年) 20年 資源エネルギー庁
卒FIT(例:TEPCO標準) 8.50円/kWh(例示・時点情報) - TEPCO EP

注意:単価は認定時期で決まり、運転開始の前倒しだけでは単価は変わりません。認定条件・機器要件も毎年更新されるため、最新の公表資料で確認しましょう(制度ページ)。

3. 手続きは?(系統連系と申込みの流れ)

短答:「見積・設計」→「電力会社へ連系申込み」→「審査・工事」→「受給契約(FIT)」→「運転開始」が基本です。

3-1 低圧FIT受給の申込み手順

東京電力パワーグリッドの案内が参考になります(千葉県は管内):受給契約(FIT)低圧お申込み。工事店を通じて必要書類・図面を提出し、系統側の審査を経て工事日を調整します。

3-2 出力制御(遠隔制御)への対応

新設は出力制御対応パワコン等が前提です(同ページに技術仕様等の案内あり)。エリア事情で出力抑制が行われる場合があるため、契約前に説明を受けましょう:TEPCO PG案内

3-3 申し込み〜連系までの標準スケジュール

  1. 現地調査・屋根/配線の確認(1週間)
  2. 系統連系申込み・審査(2〜4週間)
  3. 機器手配・工事(1〜2週間)
  4. 検査・メーター交換・受給契約締結(数日〜)
  5. 運転開始・検針/売電スタート

ポイント:申込みは施工店経由が一般的。平行して売電先(小売電気事業者)の卒FIT以降の条件も比較しましょう(制度解説:どうする?ソーラー)。

4. 必要機器・メーターは?(計量と停電時の使い方)

短答:スマートメーターで自家消費と余剰を自動計量。停電時は自立運転機能で最低限の電源が使えます。

4-1 スマートメーターで何が分かる?

スマートメーターは30分値等の計量や遠隔検針に対応。制度Q&Aはこちら:スマートメーターQ&A(資源エネルギー庁)

4-2 パワーコンディショナと自立運転

停電時は機種の自立運転モードに切替えて非常用コンセントから給電できます(操作はメーカー取説に従う)。手順の概略は公的リーフレットを参照:停電時の自立運転(資源エネルギー庁PDF)

4-3 蓄電池の有無でどう変わる?

蓄電池があると夜間や悪天候時も自家消費が可能。停電時の供給も拡張できます(全負荷/特定負荷の仕様は機器により異なる)。

5. 注意点は?(屋根・保守・税・廃棄)

短答:屋根の安全性・保守計画・税務・将来の廃棄費用まで最初に確認しましょう。

5-1 屋根設置の留意点(公式Q&A)

国土交通省は戸建住宅の設置Q&Aを公開。既存屋根への後載せやメンテナンス時の配慮が整理されています:戸建住宅の太陽光発電システム設置Q&A(MLIT)

5-2 売電収入の税区分

家庭の余剰売電の収入は、一般に雑所得として取り扱われます(事業として行う場合を除く)。計算や減価償却の考え方は国税庁の質疑事例を参照:余剰電力の売却収入(国税庁)

5-3 廃棄費用とリサイクル

FIT/FIPでは廃棄費用積立制度などの周知資料が整備されています。長期運用計画と合わせて確認しましょう:制度パンフレット集(資源エネルギー庁)

注意:契約や単価は年度認定区分で異なります。工事前に「出力制御対応」「系統側工事の要否」「屋根強度・防水」「保守体制」「保険」を確認しましょう。

売電成功のコツ:①昼間の自家消費先(給湯・洗濯・EV充電)を計画、②屋根方位・影の簡易診断、③卒FIT後の買い取り先を事前選定。制度の一次情報(調達価格表)に合わせて設計しましょう。

6. まとめと次のステップ

短答:最新の公的単価を押さえ、連系手続き・機器仕様・屋根・税務まで一気通貫で設計すれば、無理なく売電メリットを最大化できます。

  1. 屋根・配線・自家消費の計画(昼の使い道を明確に)
  2. 施工店と連系申込み・機器選定(出力制御対応パワコン)
  3. 売電先・卒FIT後の条件を比較し、契約へ

「本当に得になる?」「手続きや単価が難しい…」——そんな不安を、一次情報に基づく設計で解消します。私たち住まいの発見館は、千葉・房総エリアの屋根条件とご家庭の使い方を丁寧にヒアリングし、太陽光発電売電の最適解(自家消費・余剰買取の比率や卒FIT後の選び方)をご提案。2025年度の価格表に沿った機器選定や出力制御対応、停電時の自立運転までトータルで伴走します。新築・リフォームの連携に強く、屋根強度や防水、配線ルートの検討もワンストップ。結果として、初期投資と運用のムダを抑え、太陽光発電売電の仕組みを理解しながら安心して導入できます。地域密着の迅速対応で、現地調査から連系・申込みまでスムーズに。詳しくは お問い合わせフォーム よりご相談ください。


FAQ(よくある質問)

Q1. 2025年度の住宅用(10kW未満)の売電単価はいくらですか?

A. 2025年4〜9月認定の目安は15円/kWh、10月〜は24円(〜4年)→8.3円(5〜10年)の二段階です。必ず資源エネルギー庁の最新表をご確認ください(調達価格・期間)。

Q2. 卒FIT後はどこに売ればいいですか?単価は?

A. 小売電気事業者のプランに移行します。単価は事業者ごとに異なります。たとえばTEPCOの標準買取は8.50円/kWh(掲載時点)です(公式ページ)。

Q3. 停電時に太陽光の電気は使えますか?

A. 多くの家庭用機器は自立運転機能で非常用コンセントから使用できます。切替手順は公的資料と取扱説明書で必ずご確認ください(資源エネルギー庁リーフレット)。

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