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レンガの家を後悔なく建てるには?種類・費用・耐震と海近くの注意点まで解説

 

【要点】レンガの家は、外壁の「仕様」で料金工期が大きく変わります。耐震は「レンガ=弱い」と決めつけず、構造方式(組積/RC組積/木造+レンガ仕上げ)で判断。九十九里など海近くでは、金物・下地・目地のメンテナンス周期を最初に決めるのがコツです。

レンガの家に憧れる理由は、重厚感や経年の味わい、街並みに溶け込む落ち着きなど、人それぞれです。一方で「地震に弱いのでは?」「寒そう」「お金がかかりそう」といった不安もつきまといます。ここで大切なのは、レンガを“構造そのもの”に使うのか、それとも“外壁の仕上げ材”として取り入れるのかを最初に整理することです。選択が変わると、料金工期・補修のしやすさがガラッと変わります。千葉県山武市・東金市周辺(九十九里エリア含む)で家づくりを考えるなら、海風の影響も視野に入れて、長く安心して暮らすための判断材料をそろえていきましょう。

1. レンガの家は何が違う?「構造」と「外壁仕上げ」を分けて考える

【結論】レンガの家は「レンガで支える家」か「木造などにレンガを貼る家」かで別物です。レンガタイルは見た目を作りやすく、組積系は設計・施工のハードルが上がるため、比較して選ぶのが近道です。

1-1. 「レンガ造」と「レンガ仕上げ」は目的が違う

一般に「レンガの家」と呼ばれていても、構造までレンガでつくるケースと、木造・鉄骨造・RC造の外側をレンガで仕上げるケースがあります。前者は“レンガで荷重を受ける”発想、後者は“外壁の表情をレンガでつくる”発想です。耐震や補修の考え方が変わるので、見積もり前に「構造」「外壁仕様」「下地・通気」をセットで確認しましょう。

1-2. レンガタイル(スライス)で得られる現実的メリット

レンガタイルは、下地の上に薄いレンガを貼って質感を作る方法です。構造は木造などの一般的な工法を使えるため、設計の自由度が取りやすいのが特徴です。また、色ムラや陰影が出やすく「レンガらしさ」を出しやすい一方、目地や割れ・浮きなど、点検ポイントも明確になります。外壁は“素材”だけでなく“納まり”で寿命が決まります。

1-3. まずは仕様比較表で、判断軸を固定する

表① 外壁仕様の比較 ① レンガタイル仕上げ ② サイディング等(一般例) ③ 組積系(設計条件が厳しい例)
比較ポイント 意匠重視+構造は一般工法 選択肢が多く工期短め 設計・施工の前提確認が必須
料金 中〜高(面積と納まりで増減) 低〜中 高(構造・工期が増えやすい)
期間 外壁工程が増える 比較的短め 長くなりやすい
注意点 目地・通気・防水の納まり シーリング更新が前提 耐震設計・基準適合の整理

※上表は「判断軸」の整理用です。料金期間は建物形状・面積・開口部・下地条件で変わります。

参考:組積造壁の性能や考え方は、公的研究機関の整理が判断の助けになります。建築研究所ニュース(組積造壁に関する研究紹介)

2. レンガ外壁は火に強い?防火性と安心の考え方

【結論】レンガは「燃えにくい」素材として扱われやすい一方、家全体の安全性は“外壁材だけ”で決まりません。比較すべきは、外壁の防火性能に加えて、開口部・換気・室内側の仕上げ・避難計画まで含めた総合設計です。

2-1. 「素材が燃えにくい」と「家が安全」はイコールではない

レンガは焼成された材料で、火にさらされても燃え広がりにくい性質があります。ただし、火災時に重要なのは、延焼を防ぐ外壁の考え方だけでなく、窓まわりの仕様、隣地との距離、室内の可燃物、避難経路などが絡み合う点です。外壁だけに投資しても、弱点が別に残ると安心感が薄れます。

2-2. 外壁の納まりで「熱」と「水」の弱点をつくらない

レンガタイル系は、下地・接着・目地という“層”で性能が決まります。火に強い素材を選んでも、雨水が入りやすい納まりや、通気が不足して湿気が抜けない構成だと、劣化や剥離のリスクが増えます。設計段階で「どこに水が入る前提で、どこから抜くか」を図面で確認するのが、長持ちの近道です。

2-3. 防火の“根拠”は、制度上の位置づけも確認する

防火性を言葉だけで判断せず、「制度としてどう扱われているか」を見ておくと迷いが減ります。国の告示では、不燃材料の例として“れんが”が挙げられています。外壁仕様の検討時は、素材の位置づけと、実際に採用する製品・工法が一致しているかを施工者とすり合わせましょう。

参考:不燃材料の例示に“れんが”が含まれることは、国の告示で確認できます。国土交通省「不燃材料を定める件(告示)」

3. 断熱はどうする?レンガと省エネ基準の“噛み合わせ”

【結論】レンガ自体の印象(暖かそう・冷たそう)より、壁の“断熱層・気密・通気”が省エネを決めます。省エネ基準に合わせるには、外壁仕上げ(レンガ)と、外皮性能(断熱)を分けて設計し、比較しながら最適化します。

3-1. 「外壁がレンガ」でも、断熱は別レイヤーでつくる

レンガの質感は外観の魅力ですが、断熱性能は“断熱材の種類・厚み・施工精度”で決まります。レンガタイルを採用する場合も、断熱の主体は壁内や外張り断熱が担います。つまり、レンガは「仕上げ」、断熱は「性能の心臓部」と割り切ると、仕様が整理しやすくなります。

3-2. 冬の冷えは「窓」と「隙間」が主原因になりやすい

体感としての寒さは、壁よりも窓・玄関・換気の計画に左右されます。レンガ外壁にこだわるほど、窓の性能や日射の取り入れ方、すき間対策がおろそかにならないよう注意が必要です。外観の優先順位が高いときほど、性能面の“最低ライン”を先に決めるのがおすすめです。

3-3. 省エネ基準は「達成方法」が複数あるので、設計で選べる

省エネは「断熱を厚くする」だけが答えではありません。外皮性能と設備計画の組み合わせで達成を狙える場合もあります。レンガ仕上げにするなら、壁の構成(通気・防水・断熱)を早い段階で固め、予算や工期への影響を比較しながら調整すると、後戻りが減ります。

参考:省エネ基準や制度の確認は、国土交通省のまとめが入口として便利です。国土交通省「住宅:法令・制度、省エネ基準等」

4. 地震が心配…耐震設計で押さえるポイント

【結論】耐震は「レンガかどうか」より「構造のルールに沿って設計されているか」です。特に組積系は、一般的な木造の感覚で考えず、基準・配筋・ディテールを比較しながら決めることが重要です。

4-1. “重い外壁”は、設計でコントロールできる要素

レンガは重厚に見えるぶん「重い=揺れに不利」と感じやすいですが、実務では重量を踏まえて壁量や耐力要素、接合部を設計し、バランスを取ります。大切なのは感覚論ではなく、構造計算や耐震等級など、確認できる形で安全性を積み上げることです。

4-2. 組積系は“できる/できない”を先に整理するのが近道

組積系(レンガを積む発想)を検討する場合は、そもそも採用可能な構造方式か、どの基準で設計・確認申請を進めるかを先に整理すると、迷いが減ります。設計の前提が固まらないまま外観だけ決めると、後で大幅な変更が発生し、期間料金も膨らみがちです。

4-3. “基準に沿った説明があるか”が、施主側のチェックポイント

打合せでは「大丈夫です」より、「どの基準に沿って、どういう方法で安全性を確認するか」を聞くのが有効です。たとえばRC組積のように構造方法を定めた技術基準がある場合、設計者・施工者の説明が具体的になります。安心は、説明の具体性から見えてきます。

参考:RC組積等の構造方法に関する技術基準は、国土交通省の告示等で確認できます。国土交通省「鉄筋コンクリート組積造の構造方法に関する基準」

5. 海の近くは注意:塩害・雨仕舞い・メンテの現実

【結論】九十九里など海近くでは、レンガそのものより“金物・下地・目地・開口部”が先に傷みやすいです。最初にメンテナンス周期と点検項目を決めると、長期の出費が読みやすくなります。

5-1. 塩害で効きやすいのは「鉄」と「細い隙間」

海風に含まれる塩分は、金属の腐食を進めやすく、固定金物や下地の劣化リスクを高めます。また、目地や取り合いの小さな隙間に水分が溜まると、劣化が進みやすくなります。レンガ仕上げを選ぶなら、通気・排水の設計と、点検しやすい納まりを優先するのが安全です。

5-2. 雨仕舞いは「窓まわり」と「基礎付近」が要注意

外壁のトラブルは、壁の真ん中より、窓・換気フード・配管の貫通部など“穴が空く場所”から起こりやすいです。さらに基礎付近は雨跳ね・泥跳ねが多く、汚れやすいだけでなく水分を受けやすい領域です。レンガの見た目を守るためにも、最初から汚れ・水を前提にディテールを組み立てましょう。

5-3. 点検と補修を“予定化”しておくと、家計が安定する

表② 海近くで意識したい点検・補修の目安 点検・補修内容 期間の目安 注意点
目地・シーリング ひび・肉やせ・剥離の確認 定期点検(年1回) 劣化が進むと雨水の入口になる
金物・固定部 サビ・緩み・浮きの確認 数年ごとに重点点検 塩分環境だと劣化が早まる
窓・貫通部 漏水跡・コーキング切れの確認 台風後は臨時確認 “穴の周り”は雨仕舞いの弱点

※上表は「予定化」のための目安です。実際の劣化速度は立地(海風・日射)と施工品質で変わります。

参考:塩分環境による劣化の考え方は、国の研究機関の資料が背景理解に役立ちます。国総研資料(塩害の実態調査と対策の考え方)

6. 費用と進め方:住まいの発見館での相談〜完成までの目安

【結論】レンガの家は、外壁をレンガタイル等にすると工程が増えやすい分、料金期間の説明が丁寧な会社を選ぶのが安心です。住まいの発見館なら、土地探しからリフォームまでワンストップで相談できます。

6-1. 「外壁仕様」を早めに決めると、見積もりがブレにくい

レンガの家は、外壁の仕様が固まらないと、下地・納まり・メンテ計画まで連動して決められません。逆に言えば、外壁仕様の方針が決まると、断熱・窓・設備とのバランス調整が進み、見積もりの精度が上がります。最初の打合せでは「レンガの見た目の優先度」と「性能の最低ライン」をセットで伝えるのがコツです。

6-2. 料金工期は“比較表”で可視化すると納得しやすい

表③ 仕様検討で見たい比較軸 外壁:レンガタイル等 外壁:一般仕様(例)
料金 上がりやすい(材料+手間+納まり) 抑えやすい(選択肢が多い)
期間 外壁工程が増える 比較的短め
維持管理 目地・固定部の点検が重要 シーリング更新前提が多い
向いている人 意匠優先+長期視点で管理できる コスト・工期を優先したい

※比較は“優劣”ではなく“向き不向き”を見つけるためのものです。最終的な料金は建物規模・間取り・開口部・下地条件で変動します。

6-3. 相談から完成までの流れ(目安)を押さえる

表④ 家づくりの流れ(目安) やること 期間の目安 誰が主に動く?
相談・ヒアリング 優先順位(意匠/性能/予算)整理 1〜2回 施主+担当
土地・資金計画 土地条件と総予算の確定 数週間〜 施主+担当
設計・仕様決定 外壁(レンガ)・断熱・窓を確定 数回の打合せ 設計者+施主
工事・完成 工程管理+検査+引渡し 仕様で変動 施工者

※「レンガタイル等」を採用する場合、外壁工程が増えるため、完成までの期間は余裕を見て計画するのがおすすめです。

参考:具体的なメニューと料金を確認しながら相談を進めると、判断が早くなります。住まいの発見館の家づくり価格(公式)

住まいの発見館からの提案:レンガの“憧れ”を、長く続く暮らしに変える

レンガの家は、写真で見た瞬間の「好き」を、完成後の「快適」と「安心」に変えられるかが勝負です。そのためには、①レンガを“構造”にするのか“外壁仕上げ”にするのかを明確にする、②海近くなら塩害を前提にディテールと点検計画を組む、③料金期間を仕様ごとに見える化して比較する、という順番が効きます。住まいの発見館は、千葉県山武市・東金市周辺(九十九里エリア含む)で、土地探しサポートから新築戸建て、リフォーム、賃貸仲介までワンストップで相談できる体制が強みです。海から徒歩10分の立地提案や、ドッグラン付き平屋、サーファーズハウスの提案実績など、「その土地らしい暮らし」を形にするのが得意です。レンガの表情を取り入れた外観づくりも、性能やメンテ計画とセットで、無理のない設計を一緒に組み立てましょう。

詳しいメニューと料金住まいの発見館・公式料金ページ をご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. レンガの家は本当に地震に弱いのですか?

「レンガ=弱い」と一括りにはできません。弱点が出やすいのは、構造の前提が曖昧なまま“重い外壁”だけを載せるような計画です。構造方式(木造+レンガ仕上げ、RC、組積系など)に合わせて耐震設計を行い、説明が具体的な計画にするほど安心につながります。

Q2. レンガタイルは剥がれたりしませんか?

剥がれのリスクはゼロではありませんが、設計・施工・点検で下げられます。ポイントは、下地の状態、通気・排水の考え方、目地や取り合いの納まり、そして定期点検です。海近くでは塩分環境も踏まえ、金物や固定部を含めた点検計画を“予定化”しておくと安心です。

Q3. だいたいの料金期間を早めに知る方法はありますか?

あります。外壁をレンガ系にする場合は、まず「外壁仕様(レンガタイル等)」を仮決めし、次に延床や間取りの概略を置いて、仕様別に比較した見積もりを取るのが早道です。住まいの発見館の料金ページを見ながら相談すると、イメージと予算のズレを早い段階で調整できます。

お問い合わせ:住まいの発見館・公式お問い合わせ


 

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