注文住宅の平屋に中二階をつくるメリットと注意点をご紹介します
その他2023.06.05
注文住宅は、個性的な間取りでも実現しやすいことが特徴です。
例えば、カフェのようにおしゃれで、くつろげる空間造りも実現できます。
そのような空間を造るには、中二階を活用すると良いでしょう。
今回は、中二階とは何か、メリットやデメリットについて解説します。
□平屋に中二階をつくるメリット
中二階とは、一階と二階の間のような空間を指します。
ロフトと異なり、人が快適に過ごせる程度の高さが設けられているため、イメージとしては居住空間として使うロフトとお考え下さい。
中二階は一階部分の一部として設けられるため、平屋でも実現できます。
中二階を設けるメリットは、上下方向の空間を活かしやすいことです。
例えば、平屋に吹き抜けを設けてその横に中二階を設ければ、開放感のある空間に仕上がります。
上に空間があることで圧迫感が少なく、くつろげる空間になるでしょう。
また、中二階はリビングにいる家族とコミュニケーションが取りやすい点もメリットです。
リビングに中二階を設けた場合、それらはひとつながりの空間になっています。
お子さんの勉強部屋や遊び場として使えば、リビングからお子さんの様子を見守れるため、安心してリビングでくつろげるでしょう。
一方で書斎や作業スペースとして使えば、家族の気配を感じながら、自分の時間を楽しめます。
□中二階をつくる際の注意点
1つ目の注意点は、使い方が限られることです。
中二階はロフトに比べれば天井は高いのですが、一般的な部屋に比べれば天井が低い傾向にあります。
天井が低すぎると圧迫感を感じてしまい、くつろげる空間にはなりません。
あらかじめ使用用途を考え、それにあった天井の高さが確保できるか検討しておきましょう。
2つ目の注意点は、プライバシーが確保できないことです。
一階部分とひとつながりのため、子供部屋や寝室など、プライバシーが求められる部屋には向いていません。
3つ目の注意点は、熱が逃げやすいことです。
中二階を設けると天井が高くなるため、大きな空間でも温度管理できるような空調が必要になります。
対策として、サーキュレーターや全館空調の導入、断熱性を意識した家づくりを目指しましょう。
□まとめ
今回は、注文住宅の平屋に中二階をつくるメリットや、注意点について解説しました。
中二階は平屋でも異なるフロアのように使える点や、開放感のある空間にしたい方におすすめです。
一方で、空調が効きにくくなることや、天井が低すぎると使いにくくなってしまう点に注意しましょう。