注文住宅を建てる際、コンセプトを決める必要がないと考えている方は多くいらっしゃいます。
しかし、家づくりの指標となるコンセプトが決まっていないと、イメージがまとまりにくいでしょう。
注文住宅は自由度が高い反面決めることが多く、イメージと仕上がりが乖離してしまうことがあります。
そこで今回は、家のコンセプトを決めるべき理由や、コンセプトの決め方について解説します。
□注文住宅で家のコンセプトを決めた方が良い理由
今回は、コンセプトを決めるべき理由を3つ紹介します。
*家づくりの指標になる
家づくりのコンセプトは家族だけの指標ではなく、打ち合わせする担当者や設計士など、様々な人と共有する指標になります。
基本的な考え方を全員で統一できるため、打ち合わせで家族と担当者の間でイメージがずれにくくなります。
担当者も、お客様が何を重要視しているのかイメージしやすくなり、予算の割り振りもコンセプトに近づくように考えてくれます。
*後悔しにくくなる
なんとなく家づくりを進めると、他の家を見た時に後悔しやすくなります。
多くの方にとって一生に一度の買い物であるマイホームは、やり直しが難しいことも特徴です。
そんなマイホームだからこそ、コンセプトを決めておくことで家族が実現したい住宅を具体的に考え、後悔しないようにすることが大切です。
*住宅に統一感が生まれる
コンセプトに沿って間取りや設備、照明などを選んでいくため、住宅に統一感が生まれます。
注文住宅は選択肢が多い分、選び方によっては統一感がなく、ごちゃごちゃとした印象に仕上がることもあります。
それぞれの設備や照明などを生かすためにも、コンセプトを決めることは大切です。
□家のコンセプトの決め方
家のコンセプトを決めるうえで、大切なのは、現状で不満に思っていることを挙げることです。
不満を挙げることで課題を把握し、それをもとにコンセプトを決めていきます。
例えば、玄関が暗いことが不満であれば、玄関に明るい光を取り入れたい、といった要望を取り入れていきます。
このようにして課題や要望を挙げたうえで、それらの優先順位を決めましょう。
全ての要望を取り入れてしまうと、簡単に予算オーバーしてしまうためです。
□まとめ
今回は、注文住宅で家のコンセプトを決めるべき理由や、コンセプトの決め方について解説しました。
コンセプトを決めるうえで大切なのは、今不満に思っていることを挙げたうえで、それに対するアイデアを出し、優先順位をつけることです。
本当に必要なアイデアだけ取り入れ、メリハリのある資金計画を立てましょう。