新築住宅を購入する時は、建てる前に決めなければならないことがたくさんあり、中でも床材について迷ってしまう方が多くいらっしゃいます。
床材は住宅の雰囲気を左右するため、しっかりと考えたうえで決める必要があります。
この記事では、新築住宅で床の色選びや素材選びが大切な理由や、後悔しない床の色と素材の選び方について解説します。
床材選びに迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
□新築住宅で床の色選びや素材選びが大切な理由
住宅の専門家たちが特に大切だと口を揃えて話すのが、床材選びです。
床材選びが重要な理由としては、以下の通りです。
・家の大部分を床材が占めていること
・面積が広いため、張り替えるのには費用や労力がかかること
・部屋の印象を大きく変える要素であること
家の大部分を占める床材は重要な要素であり、日常的に肌に触れる時間が最も長く、私たちの生活や健康にも大きな影響を与えます。
その良し悪しは10年ほど経ってから気づくこともあります。
自然な色やツヤが残り、強度が増す床材もあれば、傷んで、きしみや汚れが目立ってしまう床材もあります。
傷んでしまった床材を張り替えたいと思っても、面積の広い床材は高額かつ大規模なリフォームになってしまいがちです。
だからこそ、自分のライフスタイルに合った床材をこだわって選ぶことが重要なのです。
特に、床材の色は、部屋にいる人の体温や感情、明るさ、感じる広さや重さにまで影響を及ぼすと言われています。
また、色以外にも重要なポイントが床の素材です。
選ぶ床の素材によっては、以下のような違いが出てきます。
・肌触り
・お手入れのしやすさ
・硬さ
・耐久性
・吸湿性
□後悔しない床の色と素材の選び方
床の色と素材を決める前に、ナチュラルやモダン、ヴィンテージなどの中からインテリアの方向性を決めておくと良いでしょう。
*ナチュラル
ナチュラル系の床の色は、温かみのあるナチュラルな雰囲気を作りやすく、代表的な色にナラやオーク材の色が挙げられます。
これらの床の色は家具にもよく合うため、インテリアコーディネートもしやすいです。
*モダン
モダンな雰囲気に仕上げたい場合は、中間色よりも白か黒(ダーク系)などのメリハリの効いた色がおすすめです。
木目が少なく、スッキリとした床材が良いでしょう。
*ヴィンテージ
ヴィンテージ系では、インダストリアルな雰囲気に仕上げたい場合はダーク系の床色を、シャビーシックな雰囲気に仕上げたい場合はホワイト系の床色を選ぶと良いでしょう。
□まとめ
床の色や素材は家の印象を大きく左右し、簡単に変更できるものではないため、慎重に選ぶ必要があります。
これから家づくりを行う予定の方は、後悔しないためにもしっかりとインテリアの方向性を決めてから、床の色や素材を決めると良いでしょう。